
吹割の滝(ふきわれのたき)・・・国指定「天然記念物」、日本名瀑100選にも選ばれている名瀑です。一般的な滝と大きく違う特徴は、その横幅の大きさにあります。落差約7m、横幅約30mにもなる、別名「東洋のナイアガラ」。
まるで大地が割れたかのような、地球の裂け目、映画のような大迫力の滝です。滝のそばを歩いていると、水しぶきが風にのってミストのように降りそそぎます。 そのたびに、観光でいらっしゃる方たちが「わー!」と驚いたり、 「気持ちいい!」と笑顔になったり。 大自然の、ちょっとしたサプライズですね。
美しく荒々しい地形と水しぶき、迫力のサウンドは心揺さぶられる絶景です。
マイナスイオンを浴びて、大自然に囲まれる「パワースポット」としても人気を博しています。
吹割の滝とその周辺の渓谷一帯を「吹割渓谷」と呼び、新緑や紅葉は渓谷全体が美しく染まります。吹割の滝には名所も多く、般若に食べられてしまいそうな巨岩「般若岩」や、獅子のようなかたちの「獅子岩」、「夫婦岩」、畳1000枚以上の浅い川床「千畳敷」など、さまざまな見どころもたくさんあります。
「吹割」というのは、実は地名ではないんです。約30mにもなる岩の裂け目から水が流れ落ち、滝つぼに跳ね返る様子が、「吹き割れる」ように見えることから、「吹き割れる」→「ふきわれ」→「吹割の滝」と呼ばれるようになりました。
私たち地元の人たちは「ふきわり」とも呼んでいます。

吹割の滝(ふきわれのたき)は、群馬県沼田市利根町に位置し、別名「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる日本を代表する名勝です。国指定の天然記念物、日本の滝百選にも選ばれています。
それではなぜ「東洋のナイアガラ」と呼ばれているのでしょうか。
「滝」と聞くと、一般的には山の高いところから流れ落ちるものを想像しますが、吹割の滝の落差は7mしかありません。
では、下の写真をご覧ください。
そうです!「吹割の滝」は「ナイアガラの滝」と同様、横になが~い、上から見下ろす珍しい滝です。
落差約7メートル、横幅は約30メートルにも及ぶ、ダイナッミックさ、
まるで大地が裂けたかのような大岩から、ごうごうと水しぶきを吹き上げ流れる様は大迫力です。
さらに、異世界へワープしたような感覚にさえなる吹割渓谷に身を包まれ、圧巻の眺めです。
吹割渓谷の紅葉
上から見下ろす珍しい滝です。
私たちはここで働いておりますので、もちろん何度も吹割の滝へ行ったことがありますが、
1日として同じ日はありません。
水量、水のにごり、透明感、天気による見え方の違い、空気感、温度、湿度、鳥や虫の声、
森の木々の色は本当に毎日変わるのがわかります。
吹割の滝の大迫力を満喫したあとは、吊り橋を渡って静かな遊歩道を散歩するのもおすすめです。
リフレッシュされたすがすがしい気持ちになれます。
吹割の滝は、「吹割渓ならびに吹割瀑」として1936年(昭和11年)12月16日に国指定天然記念物、名勝に指定されました。「凝灰岩(ぎょうかいがん)とその浸食地形ならびに渓谷美」が着目され、文化庁(旧文部省)によって登録されました。文化庁によると、天然記念物とは「山岳等の名勝地で我が国にとって芸術上または鑑賞上価値の高いもの」「植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」(一部抜粋)と定義されています。
吹割の滝は、溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)と呼ばれる岩石からできています。この岩石は900万年前の火山の噴火に伴って冷え固まったもので、その後長い長い年月をかけ浸食を繰り返し、現在の形になったのはおよそ1万年前とされています。
整備された遊歩道を越えた先に、900万年前にできたとされる凝灰岩の上を実際に歩くことができます。ゴツゴツしていて歩きにくいですが、ぜひ歩いて、触れて、地球の割れ目に立っているかのような感覚を体感してください。
天然記念物指定区域は、31.8ヘクタールにも及びます。
さて吹割(ふきわれ)というのは、地図にある地名ではありませんが、地元の私たちは伽羅苑のある「沼田市利根町追貝周辺」を指して単に「ふきわれ」と呼んだりします。
「吹割の滝」の名前の由来は、この特徴的な地形の見た目からきています。
片品川の清流が凝灰岩・花崗岩を侵食し、川底に多数の割れ目をつくりだした形が、あたかも巨岩を「吹き割れた」ようにみえること、その巨大な岩が吹き割れたところ三方向から流れ込む大量の河水が滝壺に跳ね返り、吹き上げる様子から名づけられたと考えられています。
映画のワンシーンのような、美しく荒々しい地形と水しぶき、迫力のサウンドは心揺さぶられる絶景です。
「パワースポット」としても人気を博しています。
吹割の滝は、2000年に放送されたNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニングに起用されたことで、さらに知られるようになりました。家康を津川雅彦さん、秀忠を西田敏行さん、家光を尾上辰之助さんが演じられた今に語り継がれる名作です。
作曲家 岩代太郎氏が手掛けたオープニング曲の後ろに流れる滝の映像を見た視聴者の方から、
「オープニングの滝は、どこの滝ですか?」とNHKに問い合わせが殺到したそうです。
「上毛かるた」をご存知でしょうか。
上毛かるたは昭和22年に作られた、郷土かるたです。群馬県の子供たちは、小さいころから遊びの一つとして上毛かるたを覚え、小学校や地域の子ども会などでも教わります。絵札と読み札に分かれ、県内の自然や温泉、歴史上の人物や産業など、群馬の特徴が計44句、七五調で詠まれており、毎年各地で「上毛かるた大会」が開かれています。
絵札からも滝の力強さを感じます。
県外のお客様や、上毛かるたをご存知ない方にも、ぜひ知っていただきたい一枚です。
吹割の滝は「日本の滝百選」(日本百名瀑)にも選定されています。群馬県ではこのほか、
草津町の「常布の滝」、渋川市の「棚下不動の滝」が選ばれています。
吹割の滝を真上からご覧ください。美しい昇り龍のような「日本列島」のかたちが浮かび上がっています。
特におすすめは伽羅苑の向かい側にある「六角堂展望台」。このほか山側遊歩道の「第一観瀑台」からも吹割の滝の全体像をご覧いただけます。
間近でみる大迫力の吹割の滝は壮観ですが、木々の温もりや静けさを感じながら、ゆっくり時間をかけて散策し美しい吹割の滝を見おろすのもおすすめです。
